メルカリ創業者・山田進太郎さんの人の口説き方

キャリア採用

世界累計1億ダウンロードを突破したフリマアプリ「メルカリ」創業者・山田さんのBusiness Insiderでのインタビュー記事を読んで、「人の口説き方が上手だな」と思った部分があったので紹介します。

メルカリ山田会長が語る「世界進出の先鞭に」——1社が成功すれば状況は変わる
https://www.businessinsider.jp/post-108968

いい人材が集まる理由

Google、Facebook、Airbnbなどがなぜいい人材を採れるかというと、自分が成長できそうとか、すごいエンジニアがいて一緒に面白い仕事ができる、という環境があるからです。技術に投資し、一人ずつ「いい人」が入ってくることで、あの人と働きたいという人(正の循環)が出てきます。(Business Insider

採用だけが頑張ったところで、「最近いい人が入ったよね」という話題になるだけで、組織には特に変化は起きません。

人は想像以上に環境に左右されるもので、優秀な人材を採用できたとしても、ぬるま湯の環境の中で流れに左右されずに志を高くもって行動し、圧倒的な成果を出せる人は少ないからです。

いい人材が入社して、面白い仕事ができる!という環境をつくることが大事です。エンジニアであれば技術に投資して、挑戦したい、成長したいと自ら思ってもらえるような環境です。元々の素質を存分に発揮して、成果を収めた時に、「私もああいう人と一緒に働きたい」という素敵なスパイラルが出来上がるわけです。

都合のいい人探しをしていないか?

会社として「したい」ことがある前提ですが、その人が何をやりたいかをすごく重視しています。人を誘う時には、まず相手に「何がやりたいの?」と聞きます。それが会社とぴったりと合う時に、「こういう機会があるけど、どうですか?」と言うようにしてます。

初めにこっちが何をしたいかを話してしまうと、相手がちょっと違ってもこちら側に寄せてしまうじゃないですか。誘導したり無理矢理感があったりすると、結局、お互いに上手くいかない。(Business Insider

これこそ採用の真髄です。採用においてはその人のスキルや経験にのみ頭がいってしまいがちになる、すなわち「企業側の論理」で判断しがちになります。

ですが、「そもそも応募者が何を人生で成し遂げたいのか」を確認せずに、「ウチはこういう環境で、こういう人を求めているんだ。で、あなたはどう?」というコミュニケーションをすると、それは当然相手も「私はそういう人(企業に合わせる人)です」と言ってしまうわけです。

自分ではない、他の何者かに合わせて動くからこそ、自分の強みをフルに発揮できず、結局成果を出せずに終わってしまいます。

まずは採用うんぬんではなく、相手に「何がやりたいの?」と聞くことからコミュニケーションを始める。それが会社と合うのであれば、「こういう機会があるけど、どうかな?」と聞く。

この辺りはいつも「恋愛と同じだな」と考えています。いきなり「私はこういう人で、私が求めている人はこういう人。で、あなたは?」と聞いても、心が動かないですよね。

Scroll Up