面白法人カヤックの真面目すぎる人事施策「コミットメント面談」について考えてみる

人材育成

CHRO(最高人事責任者)の橋本(@yuzo0201)です。

DODAが提供している採用手法のこれからを考える「ダイレクト・ソーシング ジャーナル」で、カヤックが行っている「コミットメント面談」が取り上げられていたので紹介します。

評価制度の因数分解で、自社の最適人材が見えてくる。面白法人流の組織文化のつかみ方
https://www.dodadsj.com/content/170615_kayac02/

カヤックは「面白法人」を掲げているように、提供するサービスだけでなく、組織運営もいかに「面白く」できるかを考えている会社です。

企業運営を「面白く」することが彼らの文化なわけですが、これを持続発展させていく上で、いろいろと工夫をしているわけです。

その工夫の一つが「コミットメント面談」。

コミットメント面談とは?

内定後の条件通知の前に、「会社はあなたにこんな価値を提供してほしいと考えています」「あなたはどんな価値を提供してほしいですか?」といったことを語り合う“コミットメント面談”という場を設けるようにしました。このコミットメント面談で話した内容は全てPCでメモ書きすることでログを残し、内定者に条件通知書と一緒に必ずお渡ししています。

一見すると「面白いのか?」と思うところですが、入社前に敢えて「コミットさせる」という点。しかもかなり具体的なレベルまで突っ込んで決める、という点が非常にユニークだな、と感じました。

入社前に「超えて欲しいハードルを提示する」ことで、挑戦心を煽り、入社後から一気に動いてキャッチアップと成長を促すための仕掛けになっています。

極めて本質的で、自分が何を求められていて、何をしたらいいのかが明確のため、入社後のイメージをハッキリと持つことができます。内定承諾率も高まることでしょう。

配属先の部署の責任者が話すようにしています。もちろん人事も同席して一人ひとりの目標を理解して、入社後にフォローする形です。ただ、入社後に予定していたプロジェクト自体が計画変更して、ミッションやステップが変わるケースもどうしてもあって。そういう時は都度面談の場を設けて、新しいコミットメントを決めていくようにしています。

このコミットメント面談に人事が同席して、一人一人の目標を理解し、フォローするというのも斬新です。

「人事はフォローすべき」とよく言われますが、「何を軸にフォローしたらいいのか分からない」と相談されることもしばしばあります。

コミットメントの再確認と進捗確認をするためのフォローなら、お互いにとって意味ある時間になるでしょう。

「どういう人を評価するのか」ということに対して人が集まり、その評価に則って成果を挙げた人、その評価が好きな人が会社に残るわけですよね。だから、評価が文化をつくる。

まさにその通りで、今回のコミットメント面談しかり、評価の仕組みしかり、そのスタンスから会社の人や組織に対する考え方を社員は見ていて、その感じ方、捉え方が文化を作っていくのです。

どのように人を集めて採用するか、に目が行きがちになりますが、一番大事なのは、「採用する人に会社のファンになってもらい、実力を発揮して、その人も会社も発展すること」になります。

表面的ではなく、本質的なブランディングを行い、それを採用、育成、評価、給与体系で具体的な形として表現していく。

「すべての接点はメッセージを発信する場」として考えると、会社の人への向き合い方が変わってくるでしょう。



経営資源の重要項目の一つであり、企業の成功に欠かすことができない人と組織の関係の最適化。ここにフォーカスし、経営チームの中で最善策を企画、実行、検証するのがCHRO(最高人事責任者)です。CHROとして組織を劇的に変えるための情報・音声・映像を無料でお届けします。





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