俳優の役作りに学ぶ、最高の組織のつくり方

戦略人事|経営

CHRO(最高人事責任者)の橋本(@yuzo0201)です。

学生の頃に俳優業をされ、その後エンジニア経験を経て、起業した社長と会ってきました。

「どんな視点で人を見たらいいのか?」

「人と組織の関係を最高にするにはどうしたらいい?」

という視点で気がつけば2時間ほど語っていました。

俳優の方がドラマや映画に出演する時にする役作りの方法も初めて聞いたのですが、これがまた面白いのです。

話を聞きながら、「これはもしかするとHRの領域でも活用できるかもしれない」と思ったので紹介します。

俳優の方が役作りをする際には3つの点を意識しながらやるそうです。

その人がどういうパーソナル情報を持っているのかを考える

役作りはまずは基本から。

どういう人なのかを台本から分かるパーソナル情報から想像していくのです。

・年齢
・住んできた/住んでいる場所
・これまでの学歴や経歴
・よく遊びに行くところ
・好きな食事
・好きな服装
・好きな異性のタイプ
・よくやってしまう仕草
などのパーソナル情報を想像する。

そして、本人がどんな感情、心境でいるのか、を考え、感じてみる。

これらの情報を元に、どういう表情や仕草をして、どういう声のトーンや体の動きをするのかを、細かく考えていく。

役作りの最初の基本はまずはここから入るそうです。

その役が周りからどう思われているのか

次にその役の周りにいる人が、その役の人をどう思っているのか、を想像してみる。

自分一人だけでイメージの設定しているだけでは、役に深みが出ず、見る人がその役に入り込めないことが多い。

一方で、周りの人からどう思われているのか、という感情も取り入れて役作りをすると、表情や声のトーン、体の動きに「理由」ができるので、自然と演技に深みが出て、見ている人の共感を得られるようになるわけです。

作品全体の流れの中で、その役がどんな期待をされているのかを考える

教えてくれた方曰く、「ここが一番重要なポイント」とのことです。

自分の「やりたいこと」でも、周りの「やって欲しいこと」でもなく、その作品全体の流れの中で、その役が「どんな期待をされているのか」を考えてみる。

これにより個人、周囲、全体というバランスの良い視点から役を見て、どうしたらより役に入り込み、より良い演技ができるのかを考えられるようになるそうです。

CHROの学び

HRの領域で考えると、最初に挙げたポイントは「採用活動におけるペルソナ構築」であるし、次に挙げたポイントは「360度評価」や「従業員満足度調査」などに該当する話だと思います。

どんな人を採用したいのかが明確に設定できていると、採用活動自体も迷わずに出来るし、面接をする時の迫力が違ってきます。つまり「●●のような人が欲しい。なぜなら▲▲だから。あなたは■■の経験をしてきているので、一緒に働きたい」と自信を持って言えるようになるわけです。

また、周囲からの評価を取り入れることで、良かれと思ってやっている施策が本当に期待通りの成果を出せているのか、を判断することができます。これも大事なところです。

最も大きな学びになったのは3点目です。組織全体から見て、自分がどんな役回りを期待されているのか、という視点を持つことで、自分の役割、仕事の捉え方が変わることでしょう。

全体からの期待と実際は違っていることが多いです。その差を埋めることが本人の成長につながるし、組織として成果が上がることにつながるわけです。

この思考プロセスを軸に研修プログラムを組むことができそうな内容だと思いました。



経営資源の重要項目の一つであり、企業の成功に欠かすことができない人と組織の関係の最適化。ここにフォーカスし、経営チームの中で最善策を企画、実行、検証するのがCHRO(最高人事責任者)です。CHROとして組織を劇的に変えるための情報・音声・映像を無料でお届けします。






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