人の心を掴む3つのコミュニケーション方法

CHROの役割

人と組織の関係を最適なものにして、組織の力で最高の成果を出すための戦略を経営サイドで考え、施策を実行するのがCHRO(最高人的資源責任者)だ。

根本となる人と組織の関係を最適なものにするには、短時間で通常では想定しえないレベルで「相手の心を掴む」コミュニケーション方法を体得しなければならない。

現場の実情を見ずに、経営サイドの上だけを見て、人と組織の戦略を構築しても、結局誰も動かないし、成果を出すこともできない。

私も日頃から実践している「人の心を掴むコミュニケーション方法」について、3つのポイントに絞り込んで紹介します。

相手にトコトン興味を持つこと

自分が誰かとコミュニケーションをする時に、こうされたら心地良いと感じることを想像してみましょう。

誰でも同じだと思いますが、人は「自分に興味を持ってくれる人」のことを自然と特別扱いしてしまうものです。

「あなたの話は面白い、あなたの話をもっと聞かせて欲しい」というスタンスで接してもらうと、どんなにすごい実績の持ち主でも、最初は徐々に、途中からは大いに心を開いて話をしたくなってきます。

この心理を使うのです。

コミュニケーションの基本は、自分に興味関心を持ってもらいたければ、まずは相手に興味関心を持つこと。「あなたの話は面白い。あなたの考え方は面白い。為になる。もっと聞かせて欲しい」と伝えるのです。

相手との心の距離はすぐに縮まってくることでしょう。

信の位置から入る

自分が話をしている時に険しい顔、怪訝な顔をして聞かれている時、誰だって不安、心配になるものです。

逆に自分が「信じてもらえている」という雰囲気をその場から感じられた時、安心していろんな話を心を開いてしたくなります。

まず「信じてみる」ということからコミュニケーションを始めてみる。

これをすることで、短い時間で相手の心を掴むことができるようになります。

相手のスキルや経験がまだ未熟であったとしても、人としてリスペクトをしてまずは「信じる」ことが入る。相手に「あなたのことは信じている」ときちんと伝えてから、安心してコミュニケーションの場に望んでもらう。

相手との心の距離を縮めるために、これもとても重要な方法の一つになります。

未来を共に全力で描く姿勢を示すこと

「相手に興味を持つ」「信の位置から入る」ことができたら、最後は「未来を共に描く」をすることで、相手の心をガッチリと掴むことができます。

「あなたの人生が最高にハッピーなものになるように、未来を共に描く場にしたい」と相手に伝えてからコミュニケーションに入るようにすると、自然と相手の心の壁がなくなります。

そうすると、おそらく少し上(未来)を眺めながら、あんなことがしてみたい、こんなことがしてみたい、と話をしてくれるようになります。

未来の話は、ぼんやりとして形になっていないイメージの状態がほとんどです。まだ固まっていないので、すぐに崩れてしまうし、不安定だし、忘れやすいものです。

そこで対話を通じて、もう少し具現化したり、膨らませたり、形にした上でそこに向けた第一歩目の具体的な行動を決めたりしていくわけです。

今日のまとめ

未来を共に描いてくれる人と過ごす時間はいつだって心地良く、楽しい時間になるので、「もっと私の話を聞いて欲しい」と言われるようになります。

そういう状態が日常になった時に、人の心が掴めるコミュニケーションができるようになったサインです。

今回紹介した3つのポイントを参考に、日頃のコミュニケーションにプラスアルファをしてみて挑戦してみて下さい。

Scroll Up